GPS連続モニタリングシステム

 


高速スタティック基線解析方式により各観測点の挙動をオンライン・リモート観測します。

 

自動監視
  • データ収録、基線解析スケジュールソフトにより観測点の状況を連続して自動監視します。
  • 各観測点からのデータ伝送方法は、無線式・光ケーブル方式などを使用したリモート観測を行います。
高性能
  • 使用したGPS受信機は、古野電気株式会社製のMG-21シリーズです。
    受信機、アンテナ、電源、コントローラ一体型のうえ低価格であるため、複数の観測点を容易に設置することが可能です。
    また、専用基線解析ソフトを利用することで水平±5mm・鉛直±10mmという精度を実現しています
自由度の高いアプリケーション
  • 観測・監視目的に応じてご要望どおりの監視ソフトウェアを作成いたします。
システム概要
  1. 基準点を含む4台(一台のデータ収録PCで最大16台からの同時受信が可能)のGPS受信機から15秒ごとに同時に送られてくる観測データを収録、保存していきます。
  2. 観測データが任意のデータ数に達した段階で基線解析プログラムを起動、解析結果を取得します。
  3. 遠隔地に設置している監視用パソコンに公衆回線で解析結果を送信。
  4. 監視パソコンは、変位の経時変化表示と印刷処理を行うとともに、変位が定められた値を超えたら警報を発令します。
受信機の主な仕様
受信機設置条件 基線を測定する2つの受信機において同じ衛星を4つ以上連続して受信できること。
測定間距離 10km以内(電離層の状態によって制約されます。)
受信周波数 L1帯 C/Aコードおよび搬送波
精度 水平±( 5+1ppm×D)mm
垂直±(10+1ppm×D)mm
   D:基線間距離(km)
アンテナ マイクロストリップアンテナ
外部通信 RS−232C
電源 DC5V〜15V
温度条件 動作時−20℃〜+60℃
重量 1.5kg
受信機についてさらに詳しい情報は、古野電気株式会社さんのページをご覧ください。
観測点でのGPS受信機設置状況はこちらから
静止測量の概念図
2つのセンサーの一方を基準点、他方を計測点としたときの、基準点に対する計測点の三次元座標をミリオーダーで計測します。
計測点を増やすことにより、同時に多数の点の座標を測ることができます。
主な用途

  • 地滑り観測、重要構造物の挙動監視。
  • 現場に簡単に近づけない環境
  • 長期的、広範囲での計測管理が必要な場所

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